嗚呼素晴らしき我が人生

自分の思ったことを文字にする練習として諸々のレビューをしていきたい

TWS X19のレビュー

今回紹介するのは  TWS X19


  Nex Audioから販売されているトゥルーワイヤレス (完全ワイヤレス、左右分離型 )イヤホンです (以下ではTWSという略称で統一 )。今回はNex Audioからサンプル品の提供を頂きました。価格はAmazonで5000円です。私自身初のTWSなので他のTWS製品との比較の視点でレビューすることはできないことをあらかじめご了承ください。


  ※上述の通り今回はレビュー依頼という形でサンプル品の提供を受けています。自発的に購入したものでない点、「サクラレビュー」を疑われる方もいるかとは思いますが、「本記事はサクラでなく本心からのレビューである」ということの証明は不可能です。したがって、この点に関しては「提供を受けた」という事実を明示するのみにとどめ、内容は皆様の判断に委ねることとします (ていうかそれ以上の措置は不可能 )。今後仮にレビュー依頼を受けることがあった場合も同様とします。


◎外観面及び装着感について

  外観は非常にシンプルな黒色で、本体や充電ケースのどこを見てもブランドロゴすら見当たりません。このシンプルなデザインは普段使いがしやすいと捉えれば良い点となりますね。他方でもう少しおしゃれな感じが良いと思う方もいるでしょう。私は前者でした。公式の商品写真との差はありません。

  また、大きさは充電ケースを含め非常にコンパクトで、外出時の負担になることは無いと思います。このコンパクトさは好印象でした。

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  装着感は、コンパクトな本体なだけあり中々良好です。イヤモニ型のイヤホンに慣れている方なら問題ないでしょう。音漏れは満員電車で密着している状態だとキツイかな程度で、音量に気をつけていれば大丈夫だと思います。


◎操作性等の機能面について

   (基本スペック等はAmazonの商品ページからご確認ください。)

  本製品は充電ケースから取り出すと自動的に電源がオンになりペアリングをし、充電ケースに戻すと自動的に電源がオフになる仕様となっています。したがって、プレイヤー側のBluetooth設定をオンにしておけば後はケースから取り出すだけで音楽を聴ける状態になります。私自身初のTWSで、かつ不器用ということもあり操作面が不安でしたが、とてもスムーズに使用することができました。この点はかなり使い勝手が良く、普段使いの際のストレスが最小限で済みます。

  曲の操作等は本体の物理ボタンで行います。以下で操作を簡単に紹介します。


・左耳:1回押す→曲の再生/停止 、2回押す→前の曲へ、3回押す→音量を下げる

・右耳:1回押す→曲の再生/停止、2回押す→次の曲へ、3回押す→音量を上げる


  ボタンを押す回数で操作が分かれていますが、複雑なものではなくすぐに覚えられる程度のものです。この辺りも使い勝手は良いですが、物理ボタンを押す際の「カチカチ」という音がやたら耳に響いてしまうのは結構なストレスで、かなり残念な点だと思います (もっとも、これは本製品固有の欠点というわけではなく、およそ物理ボタンを採用しているTWS一般にあてはまる点でしょう)。

  通信の安定性については、一般的な駅や街中等では途切れは確認できませんでした。通勤ラッシュ時や大都会となると話は別かもしれませんが、おそらく途切れに関して過度なストレスは感じないのではないかと思います。

  遅延については普通に音楽を聴く、動画を観る分には問題ないと思います。しかしながら、音ゲーアプリ等を遊ぶには若干厳しいなという印象です (アプリゲーム「Deemo」で確認 )。一瞬の油断やズレがが死を招く音ゲーでの使用はオススメできません。


◎音質面について (再生環境はiPhone XR、イヤーピースはRHAのデュアルデンシティ シリコンイヤーピース)

  音質面は非常に量感のある低音が特徴の重低音イヤホンという印象です。もっとも中高音域がモコモコこもっている訳ではなく、聴きやすいバランスでまとまっているといって良いと思います。

  高音域は主張控えめで突き抜ける感じはないものの、ドラムのシンバルを聴き分けられる程度にはなっており、必要最低限は確保されているという印象です。

  中音域は、それ自体はしっかりと主張しており絶対的には物足りないということはないのですが、低音の主張が凄まじいため低音に食われかけているという印象です。しかしながら、後述の通り外での使用となるとバランス良く収まり、かなり印象が良くなります。

  低音域は非常に量感とインパクトがあり、強く主張をします。重たい音楽を好む「低音厨」の私からすると、この低音が音全体にドッシリとした印象を与えることによって、チープな音になるのを防いでくれているのだと感じました。他方で、低音出すぎでしょ!と感じる人もかなりいるのだろうなという印象です。

  しかしながら、この人によってはデメリットとも捉えられ得る低音については、外での使用、特にバスや電車等の騒音がかなり発生する状況下での使用の際には適度に抑えられ、結果としてかなりバランスが良く聴きやすい音となります。「電車の中で聴くと低音が消失するんじゃぁ…」という事態がないため、お家でじっくりと聴く用というよりは、普段使いとして通勤や通学に用いるのが音質的にもベストといえるでしょう。

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◎総評

  本製品は最近大流行りのTWSを5000円という低価格で楽しめるものです。見た目や基本的な操作面などは人を選ばない非常に使い勝手がいいもので、音質面についても外での使用に向いたものとなっています。流石に有線5000円の価格帯と肩を並べる音質という訳にはいきませんが、無線の便利さを考慮すればこれで5000円は優秀である思います。普段使いメンバーの一員に加えてみてはいかがでしょうか。