嗚呼素晴らしき我が人生

自分の思ったことを文字にする練習として諸々のレビューをしていきたい

中高生時代は尖ってる方がモテるんだよな(HZSOUND 心鏡)

こんにちは

 

 今回紹介するのはHZSOUNDの心鏡です。1DDのイヤホンで販売価格はAmazonで約6000円です。こちらもEasy earphonsから提供いただきました。「心鏡」と聴くと、実家に貼ってあったカレンダーに「酒は人の心を映す鏡」と書いてあったのを思い出します。結論を先出しすると、本製品はお酒のように中毒性があり、かなりオススメできるイヤホンです。そういう意味でも「心鏡」という商品名はぴったりですね(強引)

 

 f:id:oru_GOF:20200927222422j:image

 筐体は鏡面仕様で、まさに「鏡」といった印象です。コンパクトなサイズで耳に収まりやすく、装着感はそこそこ良いですね。鏡面の宿命として、丁寧に扱っても小さなキズは結構ついてしまいます。コネクタについては、最近の中華イヤホンでよく見るCタイプ(qdcタイプ)ではなくフラット2ピンでした。

 

f:id:oru_GOF:20200927222925j:image

 音質面は、全体的に見通しの良い高解像度で、音のキレと尖りが特徴的です。最近紹介していた優等生イヤホン達とはこの点が1番の相違点ですね。moondrop SSRやTINHIFI T2 plusが学年1.2番を争う勉強特化型優等生だとするなら、本製品は学年10番だけど殴り合いも強いタイプの優等生という感じです。

 高音域は高解像度かつ刺激的で、シャキンと刺さるようになります。私は高音域の刺さりが苦手なので、箱出し段階ではかなりキツかったのですが、エージングや後述のリケーブルでかなり良い塩梅になりました。最近の中華イヤホンは刺激が足りないなぁという方も満足いくのではないかと思います。

 中音域もかなりキレが良く、切り込むようなギターの表現はかなり上手いです。また、激しい演奏でもしっかり聴き分けられるレベルの解像度の高さも好印象です。ボーカルも埋もれずに鳴ってくれて、バランスの良さが際立ちますね。

 低域は控えめで、曲を支えるように鳴ります。この点はエージングで幾分か量感が増した気がします。スピード感のある曲にマッチする一方、デスコアなどにはあまり合いません。

f:id:oru_GOF:20200927224434j:image

 イヤーピースについては、タイプの違う黒と白の2種類型付属します。個人的には白の方が音が滑らかかなとは思いましたが、どちらも音が粗く聴こえてしまうきらいがあるので、イヤピは交換をオススメします。私はfinalのEタイプを使用しています。

 付属の銀メッキ銅線ケーブルについては特段クオリティが悪いというわけではないですが、銀メッキではない銅線にリケーブルすることで高音の刺激を抑えることができます。高音の刺さりが気になる人は推奨という感じですね(上の写真ではeffect audioのaresIIに替えていますが、刺激が緩和されつつ全体的な音の輪郭や立体感が向上してかなり好印象でした)。

 

◎まとめ

 本製品は、全体的な解像度や音のつながりの良さ、及び各音域のバランスなどの点において、最近とてもレベルの上がっている5000円付近のイヤホンの中でも十二分に戦えているかなり強い製品で、音の尖りやキレという点で他製品との差別化もなされている印象です。最近似たような傾向のイヤホンばっかりだな〜と考えている方も、「お???」と思ってくれるような実力を持っているのではないでしょうか。オススメ度としてはかなり高いので、是非とも手に取ってみてください。

 

それではまた